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ポートフォリオ分析

ポートフォリオ分析とは

ポートフォリオという言葉は、もともとは紙バサミや折りたたみカバンという意味でしたが、企業や個人が保有する証券を紙バサミや折りたたみカバンにはさんで保管していたことから、保有者ごとの資産のことを指すようになりました。
さらに最近では、様々な種類の資産の組み合わせといった意味で「ポートフォリオ」という言葉が使われています。

ご存知のとおり、超低金利が続くこの時代、預貯金といった安全資産の運用スタイルでは高い運用収益(リターン)を期待することが難しくなっています。
そこで、リスクを抑えた安全資産と、リターンを期待して積極的に運用する金融商品を組み合わせる「ポートフォリオ」運用が注目されているのです。

個々人のライフスタイルという面にも大きく関わる、金融商品の組み合わせ方はいろいろ考えられますが、それぞれの金融商品で期待した運用収益(リターン)が思いどおりに得られなかった場合もしっかりと考慮し、お客様自身が責任を持って金融商品を選ばなければなりません。
その結果、トータルでリスクを低減できるようにすることが、ここで説明する「ポートフォリオ」の最大の意義であり、目標となります。

資産形成について

さて、ポートフォリオについて考えるまえに、みなさんは「資産」というとどのようなことを思い浮かべるでしょうか。

おそらく多くの方は、まず預貯金を思い浮かべるのではないでしょうか。実際に日本における個人金融資産の多くが預貯金へと偏っていて、いわゆる「安全資産」と呼ばれるリスクの少ない運用スタイルが一般的となっています。
しかし、一方の欧米では株式などへの投資も一般的に行われていて、積極的な資産運用がなされています。

では、一口に資産を作るといっても、どの程度の資金をどのような用途と方法で運用していけばよいのでしょうか?

資産の構成例

資産の構成には、一般的に以下の性質が必要と考えられています。

流動性資金

急な出費に備える資金。いつでも換金が容易な商品で運用します。目安は生活費の3ヶ月分といわれています。

使用予定資金

先々使用する予定が決まっている資金。それぞれ使用時期にあわせて満期をむかえるような商品が適しています。教育資金や住宅取得資金などを指します。

確実性資金

中長期で運用できる資金の一部で、安全性重視で運用する資金。元本保証されている商品やそれに準ずる商品で運用します。

利殖性資金

中長期で運用できる資金の一部で、収益性重視で運用する資金。リスクを分散させつつ大きなリターンを望める金融商品を上手に取り入れて分散投資します。

資産配分をしていくためには、まず資金全体から流動性資金と使用予定資金にあたる分を差し引き、残った資金を確実性資金及び利殖性資金に配分します。

資金をそれぞれ配分した後は、その資金の性質に合った商品を選んでいくことになります。確実性資金(安全性重視で運用する資金)と利殖性資金(収益性重視で運用する資金)、これらの商品を選んでいくポイントは、次に説明するリスクとリターンの関係にあります。リスクやリターンを伴うさまざまな商品の中からどのように商品を選び、資産を運用していけば良いのでしょうか?

リスクとリターン

資産を有効に運用するポートフォリオを活用していくためには、「リスク」と「リターン」の関係についてよく知り、考えていかなければなりません。ここでいうリスクとは、期待していたとおりの運用結果が得られない可能性で、リターンとは期待どおりの運用結果により得られる収益のことを表します。

リスクの種類

ここで、考えられるリスクについて下の表を参考に見ていきましょう。

価格変動リスク

証券市場、為替市場、商品先物市場など、相場の値動きによるリスクです。値動きが激しいほどリスクは高くなりますが、その分予想どおりに相場が動いた時には収益も大きくなります。

金利変動リスク

預貯金や債券などで、金利が確定したまま変わらない商品だった場合、投資後の金利の上昇によって、より高い金利での収益の機会を失ってしまうというリスクです。金利が変動する商品だった場合には、投資後の金利が低下することによって、その投資した商品の金利も低下してしまうというリスクです。

流動性リスク

投資している資産をいつでも換金できるかどうかのリスクです。運用期間が長い商品ほどリスクが高くなる傾向があります。

インフレリスク

インフレーションにより、物価の上昇率が資産の収益率を上回ってしまうというリスクです。資産が増えたとしてもインフレによって実質的に目減りし、結果的に損ということも考えられます。

信用リスク

投資していた金融機関の破綻等により、資産が減少してしまう(返還されない)リスクです。流動性リスクも合わせて生じる可能性があるといえます。

元本欠損リスク

商品によっては投資元本を割り込むことがあるというりスクです。また、取引の内容によっては投資元本以上の損害を被る場合もあります。

価格変動リスクを見ると分かりやすいと思いますが、「リスク」と「リターン」は相反する存在です。リターンを高く期待できるものほどリスクも高くなり、同じようにリスクが低いものはリターンも低くなります。

つまり、運用商品を選ぶ時にはリターンだけでなく、どのようなリスクが存在するのかを理解することが必要不可欠です。そして、そのリスクをできるだけ減らそうと資産を分散させることが、ポートフォリオ構築のための第一歩となります。
次に分散方法についてみてみましょう。

資産の分散方法

主な資産の分散方法

市場の分散

証券市場、商品先物市場、為替市場など運用する市場を分散させることでリスクの軽減をはかります。

通貨の分散

円による資産の運用だけでなく、外貨(ドルなど日本以外の国の通貨)による資産運用を組み入れることで、通貨の価格変動リスクや金利変動のリスクの軽減をはかります。

時期・期間の分散

一度に投資するのではなく、投資する時期や期間を分散させて投資することで、価格変動のリスクや金利変動のリスクの軽減をはかります。

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